JATMAとETRTO規格のタイヤ空気圧設定は違う?正しく理解しよう!

タイヤを装着してから、空気圧の点検はされていますか?

  • 安いタイヤだから
  • 輸入タイヤだから

上記の理由でタイヤの空気圧が抜けやすい、ということはあり得ません。もちろん初期不良の場合もありますが、その場合は購入した店舗に相談すれば適切に対応してくれるはずです。

いずれにしても、タイヤの空気圧を定期点検する事は重要です。月1回程度の点検を行うことで、事故を未然に防ぐことにも繋がりますので、是非やりましょう!

タイヤの規格について

世界には米国のTRA(ティーアールエー)、ヨーロッパのETRTO(エトルト)、日本のJATMA(ジャトマ)といったタイヤ規格を定めている組織があります。
それぞれタイヤの寸法や負荷能力を制定し、その規格に沿ってタイヤが設計されています。

  • 欧州のETRTO(European Tyre and Rim Technical Organisation)STD/XL/RF規格
  • 米国のTRA(The Tire and Rim Association)が定めるDOT規格
  • 日本のJATMA規格(Japan Automobile Tyre Manufacturers Association)

※日本には別に、国家規格であるJIS D4202も存在しますが、JATMAが一般的です。

BRIDGESTONE(ブリヂストン)やYOKOHAMA(ヨコハマ)などの国内メーカータイヤは、JATMA規格のタイヤですが、輸入タイヤに関してはETRTO規格になります。
※国内メーカーのタイヤでも、ETRTO規格はあります。

今回は、空気圧設定において認識をしておかなければならない、JATMA規格と、ETRTO規格について説明していきます。

ETRTO規格(XL/RFD規格)のタイヤとは?

ETRTO規格
「XL」や「EXTRA LOAD」の刻印があるタイヤはエクストラロード(XL)規格、「REINFORCED」や「RFD」と刻印があるタイヤはレインフォースド(RFD)規格と言います。
総じてXL規格と呼ばれる事が多いのですが、内部構造を強くすることにより、高い空気圧設定ができるため、より大きな負荷能力を発揮します。空気圧設定はXLでもRFDでも同じです。

しかし、JATMA規格とは空気圧設定が異なるので注意が必要です。

JATMAとETRTO規格の空気圧設定

タイヤには、ロードインデックス(LI)と呼ばれる刻印があります。タイヤサイズの後ろにある91などの数字の事です。

ロードインデックス(LI)は、Radar(ETRTO規格)は95、BRIDGESTONE(JATMA規格)は91になります。同じタイヤサイズなのに、ロードインデックス(LI)が異なっていますよね。

これがタイヤの規格による違いなのです。

運転席側のドアにあるシール例
出典:日本グッドイヤー株式会社

車の運転席側のドアを開けると、シールが貼ってあります。
純正のタイヤサイズと、適正空気圧の数値が書いてあるはずです。この数値を元に、タイヤ規格による空気圧設定の違いを見ていきましょう

ロードインデックスと空気圧設定の見方

空気圧一覧表
180 190 200 210 220 230 240 250
90 505 525 540 555 570 585 600  
91 520 535 555 570 585 600 615  
92 530 550 565 585 600 615 630  

上表はJATMAの空気圧設定表です。車体に貼ってあるシールから見ると、ロードインデックス(LI)は91、適正空気圧は230となっていますので、該当する数値は600となります。

この600という数字は、230kpaの空気圧を設定した場合に1本当たりで耐えられる荷重が600kgであることを示しています。
タイヤは4本装着するので、2.4tまでの重さに耐えられることになります。これは、乗員と荷物を合わせた重さになっていますが、乗用車では標準でしょう。

次にETRTO規格の表を見ていきます。

空気圧一覧表
220 230 240 250 260 270 280 290
90 480 500 515 535 550 565 585 600
91 495 510 530 545 565 580 600 615
92 505 525 540 560 575 595 615 630

JATMA規格で必要とされてる加重指数は600kgだったので、ETRTO規格で補う場合は、280Kpaの空気圧を設定する必要があります。

他のロードインデックス(LI)の空気圧設定は以下をご覧ください!

空気圧設定を理解したか確認しよう

空気圧の例題
運転席側のドア付近にある空気圧シールに
「215/45R17 87W 前輪・後輪ともに230kPa」と記載があったとします。

上記商品の場合、空気圧設定はいくつになるでしょうか?

答えは最後に記載しますので、考えてみてください!

空気圧のまとめ

これで、概ねタイヤの空気圧をいくらに設定すればよいか、理解出来たのではないでしょうか。ここで注意しておかなければいけないのは、極端なインチアップに対しては、空気圧一覧表からの算出が困難なことです。極端にインチアップしている場合は、ディーラーやガソリンスタンドで確認してみてください。

よく「安いタイヤを買ったから」「輸入タイヤだから」パンクした、というWEB上での評価を目にしますが、全てがそうではありません。確かにロットによっては初期不良の商品もありますが、極僅かです。

ほとんどが空気圧不足での走行によるものなので、定期的な空気圧点検を行うこと、適正空気圧を知ることで回避ができるのです。

例題の答え合わせ

では、先ほどの例題の答え合わせをしましょう。

215/45R17 87Wで230Kpaは、JATMAの空気圧一覧表を見ると負荷能力は530kgです。これをETRTO規格の「91」で見てみると240kPaで530kgの負荷能力が得られるので、240kPaの空気圧設定が答えとなります。

皆さん、どうでしたか?
空気圧設定を理解する事が出来たでしょうか?

参考になれば幸いです。

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