車の購入は多くの費用がかかるので、いつ乗り換えるかは誰もが悩むと思います。車の耐久性と性能が上がり、安全機能も充実している現在では、故障や事故の減少と共に乗り換えサイクルが年々長期化してきています。

乗り換えサイクルは長期化していますが、車の買取価格は時間と共に低下します。どうせ車を売るなら高く売りたいものです。おすすめの買い替え時期やタイミングはいつなのか?を解説していきます。

目次

車は何年で乗り換えられているのか?


まず、日本の自動車市場全体の車の乗り換え状況を説明します。

日本自動車工業会の乗用車市場動向調査(2017年)では、前保有車の使用期間(前の車に乗っていた期間)の平均は7年でした。

前保有車の保有期間(2017年度調査)
調査数:全体(n)2718人 新車購入1756人 中古車購入961人

出典:日本自動車工業会(2017年度乗用車市場動向調査)

前の車を新車で買った場合は7.7年間使用しています。前の車を中古車で買った場合でも5.7年間使用しています。1年で乗り換える人も1%いるのですね。

乗り換えるべきタイミング考察

次に乗り換えを考えるべきタイミングについて考察していきます。

3年目

新車購入の場合3年目は購入後初の車検のタイミングです。車の状態でいうと故障やトラブルはほとんどなく、乗り換えを考える人は少ないと思います。調査結果では、新車購入者の内、6%しか乗り換えをしておらず少数派となります。

しかし、購入3年目の新車はいまだ現行モデルの場合も多く売却しても高く売ることが可能であるため一定の需要もあるようです。高く売れる可能性がある反面、車のよっては販売が伸びない不人気車であったり、マイナーチェンジをしたりとリセールバリューが大きく下がることもあります。愛車のリセールバリューが大きく下がる要素があれば売却を検討してもいいかもしれません。

5年目

2回目の車検のタイミングです。多くの場合、新車購入時の特別保証が終了し、基本的には故障や不調のメンテナンスが自費となるタイミングです。

継続して乗る場合は、延長保証の検討をしたほうがいいでしょう。エンジンやミッションが故障した場合は数十万円の費用が発生することがあります。特に輸入車に乗られている方は要注意です。

平均では15%の人が乗り換えをしていて、3年の6%を大きく上回ります。以前は車検を2回受けるこのタイミングで乗り換える人がかなり多かったのですが、乗り換えサイクルの長期化でその数は減少傾向です。

言い換えると、市場で販売されている5年落ちの中古車が少なくなってきているということにもなりますので、リセールバリューが期待できるかもしれません。買取店に査定依頼をして、買取金額が高くなれば乗り換えた方が得になるのが5年目です。購入後、初めて乗り換えを検討すべきタイミングが5年目となります。

7年目

7年目になると、修理や故障といったトラブルが増加し出費も増える時期です。また、中古車市場での商品価値が著しく下がるタイミングでもあります。

9年落ち、10年落ちともなると、買取店での買取価格も大きく下がるため「買い替えるか」「乗りつぶすか」の判断が求められる時期となります。>購入から7年ともなると、現行車と比較して性能的にも目おとりすることが多く、乗り換えた場合は安全性能や燃費性能は大きく向上することになります。

7年目は買取店へ査定依頼をして、愛車の市場価値を確認することをおすすめします。買取価格が想定よりも高い場合は、乗り換え後の燃費向上(ガソリン代が安くなる)も視野に入れて、思い切って乗り換えるのがいいでしょう。

ちなみに平均では18%の人がここで乗り換えています。ここで更にもう一度車検を受けて、次の車検前に売る人が35%となっています。引き続き乗り続ける選択をした場合は、今回の車検では特に手厚い整備、メンテナンスをしてもらってください。

10年目

10年目に突入した人は「乗り潰す」選択をした人が多いと思います。全体では約3割の人が7~10年の間で車を乗り換えており、4度目の車検は受けないで乗り換える人が一番多くなります。

以前は「10年10万キロ」は車の商品価値が無くなる目安とされてきましたが、現在では中古車の販路は海外へも広がり、10年落ちの車でも容易に売却することができます。

売却先の選択も重要になりますが、複数の買取店に査定依頼が簡単にできる一括査定サービスを利用することをおすすめします。

リセールバリューが大きく下がる前

中古車としての商品価値が大きく下がってしまうと、買取店からの買取価格も当然下がります。高く売るにはこのリセールバリューが下がる前に売ってしまうことが重要です。

リセールバリューが下がる要因

  • 車のモデルチェンジ
  • 人気があるライバル車が新型を発売
  • 不人気車で生産終了が発表される
  • メーカーの不祥事やリコール

上記のような情報であれば、ネットやニュースなどで簡単に知ることができます。愛車のリセールバリューが下がる前に乗り換えをした方がいいかもしれません。

走行距離10万キロになる前

走行距離10万キロは車が大きな故障なく走れる距離の目安とされています。実際には10万キロを超えたからといって走れなくなることは殆どないのですが、中古車市場での商品価値は大きく下がり、それにともなって買取店からの買取価格も下がります。

次の車検まで残1年で走行距離が9万キロというような場合は、走行距離が大台に乗る前に思い切って売却した方が得をする場合もあります。おすすめは、走行距離が9万キロになったら買取店に査定をしてもらい、「現在の査定額」と「走行距離10万キロになった場合の想定査定額」を査定士さんに聞いてみましょう。

様々な車の乗り換えタイミングを紹介してきましたが、迷った場合は一度、買取店の査定を受けることを強くおすすめします。査定士の多くは、乗り続ける場合と売却する場合の相場シュミレーションをしてくれたり、売却タイミングの相談に乗ってくれます。

愛車を高く売るには、タイミングを見極めることと、なるべく多くの買取店に査定をしてもらい愛車の価値を一番高く評価してくれる買取店を見つけることです。

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